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USB端子 2016年1月よりRS-232Cに換わりUSBを装備しました。また内臓コンピュータもARDUINOに換わりましたが従来機との互換性は保たれています。
1.概要
部分放電試験は、高電圧電気機器の絶縁性能判定試験には欠くことのできない試験の一つです。
弊社では、部分放電測定装置の専門メーカーとして、従来より、CD−5形同調式部分放電測定器を中心に、部分放電測定関連機器を製造販売しております。
CD−5形は、現在、高電圧機器メーカー様及びユーザー様の研究・開発、出荷・受入、保守・管理等の多くの部門で、部分放電試験器として、幅広く御使用頂いております。
今回、CD−5形の性能向上と自動化対応を図るために、設計を一新し、新たにCD−6形として新機種を開発致しました。
CD−6形は、測定の自動化に対応するために、コンピュータで、切換レンジの設定・読取り、パルスの計数、測定値の読取り等ができるようになりました。また、パルスカウンタを内蔵(CD−5形は外付オプション)しており、カウント信号出力が得られます。
そのほか、パルスの直線性、内部雑音の縮少、温度安定性、指示計器の動特性、等各所の性能向上が図られております。
CD−6形は、CD−5形と同様に増幅器に同調式を採用し、基本仕様の大部分はCD−5形を踏襲しておりますので、現在御使用中のCD−5形の後継器として、違和感なく置き換えが可能です。
概要 | 主な特長 | オプション | 仕様 | 外観図 | ブロック図 |
概要 | 主な特長 | オプション | 仕様 | 外観図 | ブロック図 |
3.検出感度CD-5との比較
CD-6(DI-21検出器使用) | CD-5(内蔵検出部使用) |
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縦軸50mV /div 横軸20μS/div 結合コンデンサー、試料とも1000pF |
検出感度は2倍向上しました。(DI-21使用時)
4.測定回路例
ここをクリックしてください。ご使用状況、ノイズ環境により様々な測定回路があります。
CD−6を使用して部分放電測定をする際は、必ず外付の検出インピーダンスが必要となります。
CD−6には検出インピーダンスは付属していませんので、別途下記より選定の上御購入下さい。
(1) | 検出インピーダンス |
a)DI−21(一般供試物用) | |
b)DI−22(大容量供試物用) | |
(2) | CD-6と検出インピーダンス間の延長ケーブル(アダプタ付) |
両端BNC(P3) 3D-2V 10m、20m、50m | |
(注:CD-6には5mの接続ケーブルが標準付属されている) | |
(3) | その他の周辺機器 |
試験用電源、ブロッキングインピーダンス、結合コンデンサ、電荷校正器、その他については弊社にお問い合わせ下さい。 |
概要 | 主な特長 | オプション | 仕様 | 外観図 | ブロック図 |
(1) | パルス入力端子(PULSE IN) | |
入力インピーダンス(300〜500kHzに於て) | 50Ω±10% | |
許容最大入力電圧、電流 | AC2.5V、50mA(R.M.S.) | |
検出インピーダンス | 外付(内蔵なし) | |
接続ケーブル | 両端BNC(P3) 3D−2V | |
(2) | 切換減衰器(INPUT ATT) | |
レンジ | 1/1〜1/1000(1・2・5ステップ10レンジ) | |
減衰率誤差(1/1基準) | 各レンジ値の±5% | |
(3) | 可変減衰器(VARIABLE ATT) | |
最大減衰率 | 1/2.6〜1/3.5の間 | |
(4) | 周波数特性及び利得(パルス入力端子からパルス出力端子まで) | |
同調中心周波数 | 400±5kHz | |
−3db帯域幅 | 60±3kHz | |
−20db帯域幅 | 150±7.5kHz | |
利得(同調中心周波数に於て) | 約94db(参考値)注1 | |
(5) | パルス出力端子(PULSE OUT)(前後共) | |
直線比例範囲 | 0.5Vp〜10Vp | |
直線性誤差(0.5Vp〜10Vpに於て) | 出力値の±5% | |
最大出力電圧 | 約14Vp(参考値)注1 | |
内部ノイズ | 100mVp以下 | |
DCオフセット電圧 | ±DC20mV以下 | |
出力インピーダンス | 2.2kΩ±10% | |
感度1(ATT=1/1、VARIABLE ATT最大に於て) | PULSE OUT 1Vp±10%/PULSE IN 3pC | |
感度2(検出インピーダンスDI-21使用、供試物、結合コンデンサ共1000pF、ATT=1/1、VARIABLE ATT最大に於て) | 約1pC/PULSE OUT 1Vp(参考値)注1 | |
パルス幅(パルス半値幅) | 約13μS(参考値)注1 | |
パルス遅延時間(PULSE INからPULSE OUTまで、出力パルスピークに於て) | 約29μS(参考値)注1 | |
(6) | パルス波高値計(Vp計) | |
感度 | フルスケール/PULSE OUT 10Vp(100P.P.S.) | |
指示誤差 | フルスケールの±5% | |
(7) | パルス計数率計(P.P.S.計) | |
レンジ | 100/500/1000/5000P.P.S.(4レンジ) | |
計数開始しきい値 | PULSE OUT 1Vp±5% | |
指示誤差 | フルスケールの±5% | |
パルス分解能 | ×1レンジ 500μS以下 ×5レンジ 100μS以下 | |
×10レンジ 50μS以下 ×50レンジ 15μS以下 | ||
(8) | 外部カウンタ用出力(COUNT OUT) | |
カウントパルス発生しきい値 | PULSE OUT 1Vp±5% | |
出力電圧 | 5−0V負論理矩形波 | |
パルス幅 | 10μS±10% | |
出力インピーダンス | 510Ω±20% | |
(9) | パルス波高値記録用出力(PEAK OUT) | |
ピーク出力電圧 | 5Vp±5%/PULSE OUT 10Vp | |
放電時定数 | 1S±10% | |
DCオフセット電圧 | ±DC10mV以下 | |
出力インピーダンス | 2.2kΩ±10% | |
(10) | パルス計数率記録用出力端子(RATE OUT) | |
出力電圧 | DC5V±5%/P.P.S計各レンジのフルスケール値 | |
DCオフセット電圧 | ±DC10mV以下 | |
出力インピーダンス | 2.2kΩ±10% | |
(11) | 外部制御信号端子(RS−232C) | |
コネクタ | D Sub 25ピン | |
ケーブル | ストレート接続タイプRS-232Cケーブル | |
信号レベル | RS−232C | |
ボーレート | 9600bps | |
通信パラメータ | 8ビットデータ、パリティなし、 | |
1スタートビット、1ストップビット | ||
パルスカウンタ | ||
ゲート時間 | 100〜30,000mS | |
カウント数 | 0〜65,535パルス | |
カウント精度 | ±0.5%±2カウント | |
AD変換器 | ||
変換対象値 | PEAK OUT及びRATE OUTの電圧値 | |
出力値 | 170(AA)±5%/5V | |
分解能 | 8ビット | |
変換時間 | 約100μS/CH(参考値)注1 | |
(12) | リモートランプ(REMOTE) | |
RS-232Cでリモートにすると点灯する。点灯中はパネル表面のキー操作は無効。 | ||
(13) | 周辺機器接続端子(CONTROL I/O) | |
CD-6用周辺機器接続端子。周辺機器もCD-6のRS-232Cで制御可能。 | ||
(14) | 電源 | |
電源範囲 | 100(86〜110)/120(103〜132) | |
220(189〜242)/240(206〜264)V AC | ||
SELECTORスイッチにより何れかの電圧を選択可能。 | ||
ヒューズ | 100/120V 0.5A、 220/240V 0.2A | |
周波数 | 50/60Hz | |
消費電力(50Hz、100V、ATT=1/1000、無信号のとき) | 11VA±20% | |
絶縁抵抗(電源端子一括対ケース間) | 100MΩ以上/DC500V | |
耐電圧(電源端子一括対ケース間) | AC1500V/1分間 | |
(15) | 寸法・重量 | |
寸法(突出部を含まず) | W=209.5±2、H=128±2、L=340±3mm | |
重量 | 約4.3kg | |
(16) | 環境条件 | |
動作温度湿度範囲 | 0〜40℃ 85%以下 | |
周囲条件 | 屋内使用 | |
(17) | 付属品 | |
接続ケーブル 両端BNC(P3)、3D-2V、5m | 1 | |
電源コード 3m | 1 | |
接地リード 2m | 1 | |
出力端子用BNCバインドポスト | 1 | |
取扱説明書 | 1 | |
試験成績書 | 1 |
概要 | 主な特長 | オプション | 仕様 | 外観図 | ブロック図 |
概要 | 主な特長 | オプション | 仕様 | 外観図 | ブロック図 |
概要 | 主な特長 | オプション | 仕様 | 外観図 | ブロック図 |