本器は外部ノイズを平衡させて、減少させるCD−5形同調式部分放電器用外付け検出器です。
又、ND−1論理制御雑音弁別器と接続可能で、ノイズ頻度が高くND−1が正常動作しない状況でも、本器により外来ノイズを減少させれば、
動作させる事が可能です。
第1図に本器を使用したときの測定原理を示します。図においてCa Ckのうち静電容量値の大きい方が接続VRに接続される様にS1を切り替えます。R1=R2、C1=C2、VRMAX=R3とすると、外部ノイズはCaとCkのうち静電容量値の大きい方に接続された検出抵抗に大きく検出されます。出力において両者が等しくなる様にVRを調整します。更にVCを調整して位相を合わせると両者は平衡してCD−5同調式部分放電測定器には検出されません。
一方、Ca内部に発生した部分放電は、R1,R2で互いに極性が反対の波形が検出される為、両者が和の形になってCD−5に検出されます。
S2は平衡を崩す為のスイッチで、平衡の確認に用います。
(1)外部雑音抑制率 20〜200(供試体10〜104PF、結合コンデンサ1000PFにおいて)
(2)充電電流 1A以下(供試体、結合コンデンサ供)
(3)寸法、重量 270W×100H×140Lmm 約2.5kg