NKS

大電流供試物高感度部分放電検出用

DI−22形検出インピーダンス


1.概要

 高電圧電気機器の絶縁劣化判定方法の一つとして、部分放電の測定は、非常に有効であることが知られています。
 本器は部分放電の測定に際し、供試物及び結合コンデンサーと検出器で構成される試験回路の共振周波数を、部分放電測定器の同調周波数に同調させることにより、高感度の部分放電測定ができるように開発された、検出器です。
 本器は絶縁形高周波シールドトランスを内蔵しているため、接地側からの雑音を受けにくくなっています。又、試験回路の充電電流を測定器内に引き込むことがないので安全な測定が可能です。

2.主な特長

3.本器の仕様

定格共振容量値(周波数400kHzに於いて)    0.01、0.022、0.047、0.1μF(4レンジ)
適合負荷インピーダンス            50Ω
最大入力電流                 AC20A(RMS)
絶縁抵抗及び耐電圧(ケース−出力端子間)     100MΩ以上/DC500V、AC1500V/1分間
寸法、重量       L=200±2、W=120±1.2、H=80±1.2mm(突出部を含まず)、約1kg
環境条件        動作温度0℃〜50℃、動作湿度85%以下、屋内使用
付属品         供試物と本器接続用リード(片端ワニグチクリップ、片端圧着端子付き
            リード50cm、赤黒2本1組)

4.使用例

本器を当社製CD−5形部分放電測定器に接続したときの性能例(参考値)
(1)検出感度(直接検出回路でCD-5のATTが1/1のとき1Vの出力パルスを得るための電荷)

Cx=Ck(F)  0.02μ  0.05μ   0.1μ   0.2μ
CD−5単独     23pC   56pC  110pC  230pC
(CD-5)+(DI-21)  2.1pC  3.8pC  6.2pC  8.8pC

5.オプション(インピーダンス変換器及び、接続ケーブル)(別売)

(1)本器とCD-5接続用      両端BNC(P)コネクター、3D-2V10m
               IMT-1-2K形インピーダンス変換器(CD-5用)
               片端BNC(P)コネクター、片端4Pコネクター、3C-2V1m
(2)本器とND-1接続用      両端BNC(P)コネクター、3D-2V10m(マーク付)
               IMT-1-2K形インピーダンス変換器(CD-5用)
               片端BNC(P)コネクター、片端4Pコネクター、3C-2V1m(マーク付)
(3)本器とBL-1接続用     両端BNC(P)コネクター、3D-2V10m(マークなしとマーク付2本1組)
               IMT-1-1K形インピーダンス変換器×2(BL-1用)
               両端BNC(P)コネクター、3C-2V1m(マークなしとマーク付2本1組)

DI-22

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