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改良型CD-3形ミニクラッド用コロナ測定器仕様



今回 メーターのデジタル化 アンプリニアリティーの改善 電気的ゼロ調の廃止の改良を行いました

1.概要

 本測定器は、市街地に建設されるガス絶縁式(GIS)の変電所(所謂サブミニステーション)の部分放電(コロナ)試験用に開発された、簡易型の同調式部分放電(コロナ)測定器で、鞄月ナ方式のGIS変圧器用に感度等が校正されています。また、検出部は探針形状になっており鞄月ナ方式のスペーサに対応しています。

2.特徴

(1)増幅器に中心周波数400KHz(±45kHz)中帯域同調法を採用、帯域外の外来ノイズの影響を受けず、高感度測定が可能です。

(2)検出感度は東芝方式のGIS変圧器(ミニクラッド)に調整してありますので、部分放電パルスの波高値を直読できます。

(3)電源は充電式電池です。

(4)ハードケースに収納されている為、携帯に便利です。

(5)専用の探針プローブでGIS変圧器のスペーサより検出します。

3.仕様

(1)入力端子
許容最大入力電流(商用周波数電流)1A


(2)減衰器
 減衰比1/1、1/10、1/100
 減衰率誤差±5%以下


(3)増幅器
 同調中心周波数400kHz±5kHz
 同調特性帯域幅(−6dB)95±15kHz


(4)最大放電電荷指示計
  OUTPUT端子(1000PPS)で指示計フルスケール5V
  供試体及び結合コンデンサ共20pFにおいて、2pC/V以下
  指示誤差フルスケールの±5%以下
  繰り返し周波数による影響(フルスケールより10%低下の周波数) 30Hz以下


(5) TO RECORDER端子
 OUTPUT端子5V(1000PPS)で出力電圧DC0.3V(±5%)


(6)OUTPUT端子
 非飽和最大出力5Vp以上
 1V出力するのに必要な放電電荷量(減衰器1/1)供試体及び結合コンデンサー共20pFにおいて2pC以下
 最小検出放電電荷 供試体及び結合コンデンサー共20pFにおいて(S/N=2)0.2pC以下
 出力インピーダンス   1kΩ(±10%)


(7)電源
 内蔵電池の電圧及び容量DC12V 500mAH
 電池放電時間約13時間
 電池充電時間約16時間

(8)重量、寸法

ハードケース込み外寸寸法、重量                               266W×176H×194Lmm 約6kg

(9)付属品

測定用ケーブル(短針付き) 0.5m(標準品) 2
電池充電コード 3m 1
記録計接続コード 2m 1
ハードケース
取扱説明書 1
検査成績書









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